亀頭ブツブツの悩みは深刻だが性病ではないケースもある

亀頭ブツブツが性病とは限らない

亀頭ブツブツは性病と判断されやすく、悩みになっている人も多いです。
しかし性病以外にも亀頭ブツブツの症状が出る疾患はあるので、決めつけないようにしましょう。
例えばフォアダイスです。
これは男性の陰茎、女性でも小陰唇にできます。
この場合の亀頭ブツブツは脂肪の塊であり、成人男性であればおよそ6割にできます。
病気ではなく生理現象なので、治療の必要はありません。
真珠様陰茎小丘疹も同じく脂肪の塊で、悩みを抱えなくて良いです。
毛穴に雑菌が侵入し炎症を起こした毛嚢炎も考えられます。
数日放置して腫れなどの症状が落ち着いたならば、毛嚢炎の可能性が高いです。
毛嚢炎は深刻な悩みとはいえませんが、放置すると炎症が悪化するので病院を受診しましょう。
ウイルスによって発症する水いぼは、性交渉以外にも一般感染します。
感染者と同じタオルを使うとうつるので、感染が発覚したら別のタオルを用意するなどの対策が必要です。

亀頭ブツブツの見分け方

亀頭ブツブツが性病でないかどうかは、皮膚の状態を見て判断します。
亀頭ブツブツが鶏のトサカやカリフラワーのようになっていたら、悩みに押しつぶされる前に病院を受診しなければなりません。
尖圭コンジローマの恐れがあるためです。
水泡がある時、潰れて化膿しているならヘルペスを疑います。
水泡が潰れた場所にギザギザとした出来物があり、ズキズキと痛むことがあります。
日本での感染者は非常に稀ですが、軟性下疳が考えられ病院での治療が必要です。
米粒くらいの小さくて柔らかい水泡は、水いぼの可能性があります。
亀頭ブツブツにしこりがあるかも確かめましょう。
しこりがあって痛いなら梅毒、痛みがないものは毛嚢炎と区別されます。
水泡やしこりがない亀頭ブツブツについては、フォアダイスや真珠様陰茎小丘疹で気にする必要はありません。
真珠のネックレスのように表面がツルツルと並んだブツブツは、性病ではないと安心して良いでしょう。

まとめ

亀頭ブツブツは尖圭コンジローマやヘルペスといった性病が疑われます。
しかし中にはフォアダイスや真珠様陰茎小丘疹などの、ただの脂肪の塊で疾患ですらないものもあります。
水泡やしこりの有無で見分けることが可能です。
ただし皮膚疾患は医師であっても、診断が難しいことがあります。
素人判断で性病を放置することは、最も避けなければなりません。
不明な場合は医療機関を受診することで、亀頭ブツブツの悩みをすぐに解消することができます。